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「平和の語り」を聞きました

大分地区の「助けあいの会」が「平和の語りを聞く会」を開きました。

講師は、臼杵市に在住のSさん。読み聞かせの全国大会で2年連続して金賞を取られた方です。
学校などいろいろなところから声がかかり、講演活動をされています。

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ご自分の戦争体験を交えたお話から始まり、大分方言で書かれた3篇の詩へと語りは続きました。

福岡在住の詩人(門田照子さん)の書かれた詩は、
息子を戦地に送り出す時の母の心がつづられた「満酌」
敵機に撃たれ、バラバラになった息子の体を浴衣で包んで葬った「流出」
長男と次男の初盆の最中に聞いた終戦放送の「風化」
の3つでした。

いずれも母親の張り裂けんばかりの苦しみが語られ、それもSさんの大分方言で、
参加者の方も自然に涙があふれていました。。。
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その後も、原爆でわが子を亡くした母の辛さや苦しさを歌った詩の朗読は続き、
今、平和で暮らせていることへのありがたさと、無くなった方の悲しみへ心を寄せずにはいられませんでした。

戦争について、平和についてこれほど心に強く訴える「語り」
ぜひ、たくさんの人に聞いてほしいと思いました。

                                  はたけなか コーディネーター

by blocktusin | 2011-09-08 10:49 | 組合員活動 | Comments(0)